第14回『2020』関係者紹介 9人目【嶋谷佳恵】

こんにちは。
こんばんは。
おはようございます。

室田です。

◎このブログは、第14回公演『2020』の出演者の皆様、スタッフの皆様を、事前にお応えいただいた質問事項・個人の所感などをもって、紹介していくものです◎

今回で、出演者の皆様の紹介が、ちょうど半分まで来ました。
計18名という出演者の人数は、過去の劇団作品の中でも最多です。
主催のフジタが「今回の出演者は、鉄のような・岩のようなイメージの人たちを集めた」というようなことを零していました。

稽古を重ねるにつれて、なるほどそうかもしれないと思うことが増えてきました。
作品上求められる縁起の質も、硬めな部分もあり、またそれぞれの俳優が自身の役処にガチリとハマりにいくような印象も出てきました。
マイナスな意味でなく、歯車のような、精巧さや実直さを持っているのかもしれません。

ちなみに前回公演『殊類と成る』の皆様のイメージは草木であったそう。

継続参戦の人間は、座組が変わればイメージも変わるか。
関係者紹介、九人目は劇団員のこの方。

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『2020』関係者紹介 9人目

【名前(ふりがな)】
嶋谷佳恵(しまやよしえ)

【所属】
劇団肋骨蜜柑同好会

【過去の出演作】

2019/12/5〜10
劇団肋骨蜜柑同好会
第12回「殊類と成る」
タカコ役
Geki地下Liberty

2019/12/24
第一回モノローグ演劇祭
4位「あなうま」
花まる学習会王子小劇場

2020/3/3〜8
嶋谷佳恵×髙橋紗綾企画 ふたり
第二回目「よにん」
妹役
rusu

2020/10/15〜18
架空畳
第18回公演『インテグラルの踵は錆びない-13人姉妹のモスクワ-』
オシリス役
神奈川県立青少年センタースタジオHIKARI

直近の出演作です。

【あなたにとって印象的な年は何年ですか?】
2013年です。(芝居を始めた年なので……。ふらふらと生きていたので、その前の記憶があまりありません。ふらふら生きているのは今もそうだけど。)

【ここ10年で変わったと思う事を教えてください】
芝居を始めた事です。(自分の事でいいのかな……?)

【「劇団肋骨蜜柑同好会」一部を変えて別の名前にしてください】
劇団六花蜜柑同好会

【何かひとこと】
今こうして、お芝居を続けていられることが嬉しいです。がんばります。いろいろあるけどみんな生きててくれたら嬉しいです。

◎嶋谷佳恵さんについての所感◎

劇団員であるので、どうしても今までの印象などをひっくるめた言葉になってしまうのですが、
しえさんは、ある種、草木と鉄の両面を強く持ったタイプではないかと思っています。
劇団員の中では、力を抜いた芝居が一番うまいと思うんです。自分自身でいることがとてもうまい。
台本を読んでも、舞台の上でも、その自身の足取りのまま、トコトコと身軽に歩いて行ける。言葉を交わせる。
このことは僕を含めて、肋骨の劇団員はなかなか苦手なタイプが多い気がしています。
これが草木の部分。
それがあるラインを超えると、急速に足取りの一歩一歩が重くなる印象があって、途端に力が抜けなくなるというか。
恐らくそれはしえさんにとっては降ろすことのできない・降ろしてなるものかな重みな気がして、それを引きづったまま一気に走りだす、鉄・岩の瞬間があって。
どちらの面もしえさんの魅力だなと思っています。

『2020』における役は、果たしてどうでしょうか。
一見すると鉄のように思えるのですが、もしかしたら元々は柔らかかったものが麻痺して凝り固まっただけなのかもしれません。
個人的には、しえさんの持っている宝刀のうちの一振りのような役な気がしていて、本番までどこまで研ぎ澄まされていくのか、気になっています。

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劇団員に対する所感はやっぱりちょっとばかし言葉遣いが変わる。

『2020』開幕まで12日。
第14回「2020」

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