About

劇団肋骨蜜柑同好会とは げきだんろっこつみかんどうこうかいとは

東京を中心に演劇活動を行う。
2010年の旗揚げから現在に至るまで、手探りで、暗中を模索するように活動中。

主宰フジタの標榜する「演劇とは方法論ではなく存在論である」という言葉のもとに 、言語による世界の腑分けを試み、「生きづらさ」を抱えた人たちの救いとなることを考えている。
頭のねじがどこか緩んでいるようなズレた登場人物と、捩れたメタフィクション的な構造、既製品を多用したシンプルで分裂的な舞台構成が特徴。
ストーリーやメッセージを極端に廃し、あるいは換骨奪胎し、あるいは解体し、その先の地平にたどり着くべく、過剰に論理的に「なぜ演劇なのか」を問い続ける。問い続けたい。問い続けられますように。
コミュニケーションはいつも、祈りの形に。

略歴

2010年 筑波大学劇団SONICBOOMのメンバーを中心に旗揚げ。
同年夏、第1回公演『レインコートの悪魔』を上演。
2011年 第2回『東京イソップ物語』を企画するも、企画倒れに。公演中止という最悪の事態を迎え、事実上の凍結、培養期間に入る。
2012年 一年間の沈黙を破り、代表作である第2.5回『つぎとまります』を初演。それが当時王子小劇場代表の玉山悟氏の目にとまり緊急再演。物議を醸す作風で多くの話題をさらい、トライアル枠でありながら、フジタタイセイが同年の佐藤佐吉賞優秀脚本賞にノミネート。
2013年 落語を題材にした第3回『ま・ん・だ・ら』、ミステリー色を折り増せた第4回『犯行予告』上演。活動の幅を広げることを試みるも、団体としての体力不足を痛感する。
2014年 主宰フジタの外部演出請け負いをはじめ、ワークショップや他団体へのスタッフワーク提供を積極的に開始し、劇団の基礎体力と体制の強化を図る。その成果として『つぎとまります』の再再演となる第4.5回『つぎとまります・初夏』をもって佐藤佐吉演劇祭2014+に参加。同祭にてカンフェティ賞を受賞。
12月には結成以来初めて団員ホトンドケイ素が脚本を担当した第5回『いきたしと思えども』を上演。同公演にて休団中だった笹瀬川 咲が復団を果たす。
2015年 4月にキャスト総勢14名の大作、第6回『アダムの肋骨』上演を敢行。
12月にmeetsCLASSICSというあらたな冠を立ち上げ古典と向き合う一連の作品群を継続的に発表する場を作る。
2016年 第7回『はじめてのるすばん 荒野編/百貨店編』にてホトンドケイ素が再び筆を執り、その存在が徐々に認知され始める。

主宰プロフィール

About
フジタタイセイ
1989年5月1日青森県青森市生まれ。
高校入学とともに演劇部に入部。 進学した筑波大学では劇団SONICBOOMで活動。
2010年に劇団肋骨蜜柑同好会旗揚げ。以降すべての作品に、脚本・演出・出演の何れかの形でかかわる。

主宰挨拶

骨が好きです。中でもやっぱり肋骨が好きです。
劇団を作るなら、劇団肋骨○○にしようと思っていました。
あの日お酒を飲みながら、たまたま近くに座ったサークルの後輩に
「劇団肋骨○○っていう劇団作ろうと思うんだけど、○○に入る二文字の熟語考えてよ」
と絡んだら、秒速で
「蜜柑」
と答えが返ってきました。

今でも、それを求めています。
ようこそ、劇団肋骨蜜柑同好会へ。
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