第14回『2020』関係者紹介 10人目【宝保里美】
こんにちは。
こんばんは。
おはようございます。
室田です。
◎このブログは、第14回公演『2020』の出演者の皆様、スタッフの皆様を、事前にお応えいただいた質問事項・個人の所感などをもって、紹介していくものです◎
ここで出演俳優の皆さんの紹介は折り返し。
1人目のまんもさん・2人目の覚ちゃんの記事を振り返ってみると、序文はもっとふざけているいうか、調子に乗っていますね。
このままのテンションでは、最後まで気持ちが持たないと気付いたのでしょう。
我ながらよい判断だったと思います。
この調子で(どの調子だ)後半戦を乗り切っていこうと思います。
10人目のこの方も初参加。
室田個人の印象でいうと、日本のラジオ『カケコミウッタエ』という舞台で、肋骨の主催フジタと縁深い役を演じていました。
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【名前(ふりがな)】
宝保里実(ほうぼさとみ)
【所属】
コンプソンズ
【過去の出演作】
情熱のフラミンゴ
『オー・プラテネス〜汝はどこにいる〜』
コンプソンズ#8
『WATCH THE WATCHMEN
(we put on masks)』
日本のラジオ
『カケコミウッタエ』
中野坂上デーモンズの憂鬱 MOHE・MAP
『ぼくらは生れ変わった木の葉のように』
劇団「地蔵中毒」
『つちふまず返却観音』
【あなたにとって印象的な年は何年ですか?】
2018年
会社を退職した年なので印象に残ってます。
【ここ10年で変わったと思う事を教えてください】
ジェンダーの価値観
あと自分の代謝
【「劇団肋骨蜜柑同好会」一部を変えて別の名前にしてください】
肋骨蜜柑衝動買い
【何かひとこと】
肋骨蜜柑同好会、初めて客演させていただきます。
劇団としても節目の公演に参加できること、大変嬉しいです。
よろしくお願い致します。
◎宝保里美さんについての所感◎
人を見る。兎に角人を見る。
僕の好きなフランシス・ベーコンという画家が「絵を描くにはとにかく見ることだ」とインタビューで応えていますが、ベーコン顔負けというくらい、自身が演じている時も、他のシーンの稽古中も、人を見る。
あくでも外からの勝手な印象ですが、視線に雑味がなく、集中力でもって見つめているような。
また、台本の解釈や、発する言葉が、一貫して体を貫いているため、佇まいにも雑味がない。
なんだか抽象的な言い方で申し訳ない。
舞台上に、雑味なく、それでいて役を纏ったうえで、スンと存在することって、文字にすると基本みたいに思われるかもしれませんが、少なくとも僕にとっては滅茶苦茶困難なことであるので、密かに凄いことだと驚いていました。
宝保さんの演じる役は、個人的な印象ですが、もしかしたら作中屈指に頑なな面を持つ役かもしれません。
語らずとも感じていることはとても多く、しかしそれを表出するかどうかはまた別問題といいますか。
「生きづらさ」という言葉は、安易でそれほど好きではありませんが、複雑で過敏であるからこそ、そういったものが沈殿していってしまうという、そんな面があるような。
それこそ、こういった人のために芸術や演劇のようなものがあるのかもしれませんが、それもどうなんでしょう。
宝保さんが演じることで、繊細に交々を抱えていて、それでいて底の見えない存在感が生まれていると思います。
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『2020』開幕まで12日。
第14回「2020」