第16回『塔をたてる』関係者紹介 8人目【嶋谷佳恵】

東京は2023年9月9日22時30分を回ったところ。
皆様はどんなタイミングで読んでくださっていますでしょうか。
おはようこんにちはこんばんは。
劇団肋骨蜜柑同好会を秋の味覚に例えるとたぶんサツマイモかカボチャの吉田覚です。

こちらは肋骨蜜柑同好会第16回『塔をたてる』の関係者紹介ブログです。
さっそくですが参りましょう!

今回紹介するのは『あるいは現代のフランケンシュタイン』にご出演のこのお方!


嶋谷佳恵さんです!
事前アンケートと一緒にどうぞーーーーー!!!



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『塔をたてる』関係者 8人目

【名前(ふりがな)】
嶋谷佳恵(しまやよしえ)


【所属】
劇団肋骨蜜柑同好会


【過去の出演作】
2023年3月15日(水)~21日(火祝)
座・高円寺 春の劇場29 日本劇作家協会プログラム
視点『SHARE’S』参加作品
劇団肋骨蜜柑同好会「恋の手本 ~曾根崎心中~(令和版)」
お初A 役

2022年9月16日(金)~25日(日)
劇団肋骨蜜柑同好会 特別企画『田瓶奇譚集』
黒澤未知世(田瓶市立田瓶中央図書館 レファレンススタッフ) 役

5分1人芝居『あなうま』
※畳1枚分のスペースで上演できます。いつでもオファー待ってます! どこでも行きます。

2020年3月25日(水)〜不定期でイベント出演中!
◆文豪缶詰プラン 本妻/編集者 役 他
https://www.yasosuke.co.jp/homeip

◆文壇バー木馬暮 紋江子(バーのママ)役
https://www.yasosuke.co.jp/kimagure

◆サスペンスの缶詰 左文字尚子 役 他
https://www.yasosuke.co.jp/can-suspense

企画運営 株式会社八十介
https://www.yasosuke.co.jp/


【「〇〇をたてる」〇に入る言葉は?】

自分の原動力が怒りなのでppppp


【あなたが熱心になれることを教えてください】
あったはずなんですが、ここ一年くらいは何に対してもあまり熱心になれません。


【信じている都市伝説はありますか?】
東京ビックサイトと牛久大仏と東京タワーは変形して巨大ロボットになる!


【なにかメッセージ】
 特に才能があるわけでもないちょっとズレた人間はどこに行けばいいのか、どうやって生きていけばいいのか、いまだにわかりません。普通と才能に憧れ続けた人生でした。

 もう結構な大人なので、いろいろなことをちょっとずつ諦めたり今までの経験でなんとかやり過ごしてはいますが、周りの人達ができていることができなかったり、なぜ他人を怒らせてしまうのかわからなかったり、衝動にかられるとブレーキが効かず暴走してしまったり、興味のないことが極端にできなかったり、上げるとキリがないですが、なぜこんなにも「ふつう」に生きるのが大変なんだろう、と悩み続けています。

 とは言え、1人暮らしでなんとか生活していますし、電車に乗って目的地に時間通りに辿り着くこともできなくはないし、物を無くしたりもあまりしません。

 ただ(実際になんらかの障害があるのかどうかはわかりませんが)、特に何をしたという日でなくても、疲れていなくても、なぜか毎日エネルギーを使い果たしていて、夜になるとかなりぼんやりしてなにもできなくなります。1日のうちで1人の時間が作れないと、息ができなくなりそうになったりします。
 子どもの頃からそうだったので、しっかりしたプライベートな空間がなかった実家では、学校から帰ったら一人で高台の塀に登って海を眺めるのが好きでした。誰もいないから。

 これで何か突出した才能があったりしたら、もう少し人に好かれたり、やらかしても大目に見てもらえたりするんだろうか、と、才能に憧れて生きてきました。

 でも、才能、が具体的に何を指すのかは曖昧で、例えば生きている間に全く無名でも、亡くなった後人々の注目を集める作品を残した人は、才能があったのでしょうか? 他人に認められて初めて才能があるということになるなら、それはなんて虚しいんだろう、とも思います。好きだけでただ生きられたらどんなにいいか、そういうふうに生きられる人が本当に才能があると言えるんじゃないか、とも思います。
 憧れている才能はあまりにも漠然とし過ぎていて、自分でもうまく説明できないままです。でもずっとずっと欲しています。何者かである才能を。

 欲してはいるものの、そんなものは自分にはないということもわかっているので、普通になりたいと思って生きてきましたが、それもままならないまま、大人になってしまいました。

 お芝居みたいに、ここから始まってここでお終い、ってできたらいいけど、あいにくそうはできないし、曖昧な、何者でもなく、人に迷惑をかけたり一人で困ったりしながら、なんとなく生きている途中がずっと続いています。
 たぶん、死ぬまでずっとずっと途中なんだろうな、と思います。

 始めるのも終わらせるのも簡単だけど、続けるのが一番難しい。

 『あるいは現代のフランケンシュタイン』はそんな作品かなぁと思います。
 面白がってもらえたら嬉しいです。






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続けるのが一番難しい。
もっともな言葉だと思います。
続けるのが、一番難しい。

僕は代々木体育館も起動すると胴体が地面から出てくるタイプの巨大なサムライ型ロボだと睨んでいます。
みんなのロマンはどこから?

そして怒りが原動力!
これは僕も結構そうなので共感できます。
火がつくとすごい力で爆進を始めます。
まぁ僕の場合は火がつくまでが長いんですが…。




嶋谷さんについての主観✍️
嶋谷佳恵、通称しえさん。
屈指の演技力を持つ女優さんであると同時に総務としても劇団を支える頼れる人物であり、お洋服や持ち物が小洒落ていてとってもステキ。
因みに僕は『あなうま』という一生モノの演目を所持しているしえさんに嫉妬しています。(本人に伝え済み)

上述の一人芝居『あなうま』もそうですが『田瓶奇譚集』での役のように単独の立ち位置でも存分にその存在感や表現力を発揮するしえさん。
しかしながら、僕が参加した際の『文豪缶詰プラン』では相手役の方との関係性の築き方が非常に巧みであり、小気味よい二人の掛け合いをずっと見ていたくなる様なお芝居もされていました。
紛うことなき実力者。
いつかがっつり絡む役で共演させてもらいたい。

さて、今現在のしえさんがどういう芝居を魅せてくれるのか、どんな形で塔をたてる一員となっているのか。
僕は非常に楽しみにしています。





劇団肋骨蜜柑同好会 第16回『塔をたてる』。
2023年9月16日(土)~19日(火)、新宿眼科画廊 スペース地下にて。
公演詳細はこちら

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