非実在の王国が欲しい＠ほとけ

誰かおくれ
時空のねじれの余波です
ほとけです
肋骨は次なる公演に向けて潜伏中です
どうなることやら
お題です
「今行きたいところ」でしたか
この時期になると地元に帰りたくなったりしますね
地元と言えば、この前の「こいてほ」の小屋入り中に、クボルイカさんが延々地元紹介をしていたことを思い出します
宝塚風に
私の実家は月にあります
表面ですが割とはじっこなので満月の時にしか見えません
旧輝夜邸のあたりから、月緑線で一時間くらいった辺りです。
月の宮から出る本数も少なくて一時間に一本ずつしか出ていません
小さいころは焦れて、旧輝夜邸前行きに乗って、そこで待っていました
東京の電車は次の電車がすぐに来るので素晴らしいと思います
春の月緑線はよくカニが出るので止まります
あんまりにも止まるので、最早風物詩と言うか名物と言うか、そんな感じになっています
駅ごとにカニの即売所があります
われたカニは百貨店に持って行っても値がつかないので安く売られています
夏休みにはカニのスタンプラリーをやっています
単線でスタンプラリーをして何が楽しいのだと思いますけれども、意外と好評で実家の最寄りの駅にも時々それらしい人が来ていたりします
うちの近くの駅はだいたい毎年スベスベマンジュウガニです

駅でスタンプを押した人たちはなぜか、そのまま月の裏側へ行こうとします
だいたい見つかって人形みたいに焼かれています
その悲鳴と焼き肉のような匂いが、私の夏の思い出と結び付けられています

夏に休みが取れたら、久しぶりに実家に帰ることにしましょう

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