第17回『夜を歩く』関係者紹介 19人目 フジタタイセイ

こんにちは、藤本です。
ついに劇団肋骨蜜柑同好会第17回『夜を歩く』の幕が上がりました。キャストとスタッフ一丸となって紡ぎあげるこの物語が皆様にどう届くのか、とても楽しみにしております。それでは、本日も関係者紹介をしていきます。
今回はこの方。劇団肋骨蜜柑同好会の主宰・脚本・演出・俳優。
フジタタイセイさんです。どうぞ。

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【名前(ふりがな)】
フジタタイセイ(ふじたたいせい)

【所属】
劇団肋骨蜜柑同好会の首魁

【過去の出演作(3〜5作品ほど)】
※肋骨以外の作品でも大丈夫です

脚本も出演もせず演出だけやった作品は以下の通り。

演劇ユニットクロジカ 旗揚げ公演『蒲田行進曲』
Cuebicle『Transcendent Express』
salty rock 15th stage『森に棲む魚とハルニレのウタ』
feblabo×シアター・ミラクルプロデュース『猫と洞窟と夏についての試論』
劇団きのこ牛乳 オムニバス公演きのこ+『いっぽんしめじ科』
劇団肋骨蜜柑同好会 第5回『いきたしと思えども』
劇団きのこ牛乳 9本目公演『シスターストロベリー ~誰かを守りたいって自分を守ってから言えよ~』

意外とそんなに多くなかったです。

【「新宿」ときいて、最初に思い浮かべるものは?】
やっぱり一番は、およそ9年間働いた元職場、シアター・ミラクルになっちゃうかしら。

台本をよく書いていた喫茶店とか、昔恋人と食べに行ったタイ料理屋とか、思い出すとたくさんあるけれど、やはり一番はじめに思い出すのは。

【昔、憧れていた場所はありますか?】
東京で演劇をやる、ということが憧れでした。具体的な場所への憧れはあまり思い出せません。

【お気に入りの夜の過ごし方を教えてください】
なにもない、なにもない休日、夕方ごろ起きて銭湯に行き、ごはんをたべて、レイトショーをみにいき、酒をのみ、気の置けない人たちと気が済むまで酒をのんで、泥のように眠る。

【なにかメッセージ】
きっとどこへもいけないひとたちによる、異色のロードムービーと言ってもよいかもしれません。

人生は、歩き回る影法師。光あるところに影があり、影は夜に吸い寄せられる。けれど、真の闇のなかでは、影は溶けて消えてしまって、ほんとうのわたしというものはどこにもいなくなってしまう。

つまりこれは、わたしたちのおはなし。死ぬためだけに無限に歩き続けなければならないわたしたちのおはなし。すこしだけ、立ち止まって休みたくなってしまったわたしたちのおはなし。

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「なにかメッセージ」で書かれているようなフジタさんの言葉たちが本当に好きです。
そしてシアターミラクル……自分も思い出が沢山有りますが、フジタさんのミラクルへの思いを想像すると切なくなってしまいます。

フジタさんについて
「劇団肋骨蜜柑同好会と言えばフジタタイセイ」と思う人は多いのではないかと思います。肋骨作品の殆ど全ての演出と多くの脚本を担当してきました。語れる事は沢山有りますが、今回は演出について。
フジタさんの演出は、「演劇の魔法を如何に起こすか」という物なのではないかと個人的には思っています。言葉で、音で、光で、身体で、想像力で、サブテキストで。時には劇場に入る前からその魔法は始まっているかも知れません。そして、その魔法の何よりも大きな核はコミュニケーションなのだと思います。フジタさんはよく開演前に「お客様と、共演者と、しっかりコミュニケーションを取ってやっていきましょう」と俳優陣に声をかけるのですが、そのスタンスこそが劇団肋骨蜜柑同好会の演出家であるフジタタイセイの魔術の源だと思うのです。
今回の『夜を歩く』でもその魔法が存分に発揮されています。この魔法(祈り)がどうか多くの皆様に届きますように。

劇団肋骨蜜柑同好会 第17回『夜を歩く』

2023年12月8日〜12日
新宿眼科画廊スペースO&スペース地下

ぜひお越しくださいませ。
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