火匂@ヤマダ

こんにちは、山田です。
今回も元気に非定時更新をキメました。
キメる系のものはやはり依存が怖いですね。
一度その快感にハマってしまうとキメずにはいられなくなる。
キメたときの言いようのない満足感、充足感。キメられなかったときの不安。
みなさんは是非こういうキメものにははまらないようにしましょう。
そういえば4月に某主宰が客演させていただいた先でも、
○○○をキメて、キメ○○をする役でしたね。。。。
閑話休題。
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
今回はさらっとお題へ。“嗅覚の記憶”です。
我ながら難しいお題でしたね…。
ここのところ、(今日はそうでもないですが)暑い日が続いています。
そういう日に一日外出して、夜家に帰ってきたときの、
蒸っっっっし暑くなった室内を思い浮かべてください。
嫌ですねえ。
いや別に皆さんを不快にさせたかったという訳ではなく。
ここんところの暑さで部屋がそうなっている日が多くて、
サウナみたいな状態だなあみたいなことがままあるわけです。
蒸し風呂かよみたいな。黙ってても汗が噴き出してくるみたいな。
なんか空気も淀んじゃって。
6-b.gif
(引用元:通気断熱WB工法の原理-2

ところが、ふと今さっき考えていたのですが。
サウナってまた全然違う匂いがします。
単に暑く蒸した空間のにおいてはなくて、なんというんでしょうねあれ。
なんとなく鼻腔内が焼かれているようなにおい、というべきでしょうか。
じりじりした熱の匂い、焼けた石の匂い。熱の匂い、火の匂い。
そういう感じがあって、単に締め切ってた部屋とは違う感じだと思います。
いかがでしょうね。
まあ厳密には蒸しただけの空間ですから、むしろサウナより熱帯植物園とかのほうが近いかもです。
お台場の熱帯植物園は何度か行きましたが、なかなか面白いですよあそこ。
ジャングルという点ではまた別の匂いもしますが。
十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十
熱、ってにおいとすごく近しいところがあると思います。
火や温度に匂いがあるわけではたぶんないのですが、
干した布団の匂いだったり、上述のサウナのにおいだったり。
食べ物もたいてい、傷んでいるときは温めると一瞬でわかります。
冷たいときはあまりわからない匂いがぐわってくる感じ。
415ARDMH95L.jpg
(引用元:Amazon.co.jp: 東京佼成ウインドオーケストラ : 火の伝説 – ミュージック

もともとこのお題にたどり着いた経緯としても、
第8回「愛の技巧、または彷徨するヒト胎盤性ラクトーゲンのみる夢」
に、葬式の話がでてきたところが着想です。
葬式=線香、というつもりでなんとなく考えていたのですが、
今回この記事を書きながら、なんとなく、火葬場の匂いを思い出していました。
あれも一種の“火の匂い”なんですかね。
あるいは、ヒトが焼ける匂いなのか。
におい自体の原理はそもそも、
空気中に飛散している細かい物質が鼻腔に届くことで感じる訳で、
物を燃やすと空気中にそうした物質が飛び散るわけですから、
つまりはあれは人体の構成物質の匂いなんですかね。どうなんでしょう。
卅卅卅卅卅卅卅卅卅卅卅卅卅卅卅卅卅卅卅卅卅卅卅卅
そんなことをつらつらと考えつつ、実は本日、
第8回「愛の技巧、または彷徨するヒト胎盤性ラクトーゲンのみる夢」
のプレ稽古がこの後予定されています。
まだ公演までいくぶん間のある時期、
出演いただく皆さまもまだ別の舞台で忙しいので、
あくまで集まれる人だけでやる感じですが、今からどんな空気が生まれてくるのか楽しみです。
始まりの火の匂いや、いかに。
公演は10月下旬、どうぞお楽しみに!
山田でした。

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