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上南湖

上南湖(じょうなんこ・うわなみこ)

概要

 真殿山にある赤川水系の湖。地元では「じょうなんこ」「うわなみこ」両方の呼び方をされるが、公的には前者で登録されている。面積は約3平方キロメール、水深は最も深いところで15メートル程度とされる。ミネラルや塩分を含んだ塩湖であり、塩分が高いことを指して「湖底が海に通じている」という逸話もあるがそのような事実はなく、地理的にみても現実的でない。湖ではシジミなどの汽水域に生息する生物がみられるが、規模に比して生息する生物が非常に少ない。そのため水質は安定しており、湖水は可視水深9メートル弱という透明度を誇ることで有名である。

 この上南湖は隕石によって形成されたとする学説がある。上空より飛来した隕石は大地を削り上南湖を形作った。同時に真殿山で大規模な火災を引き起こし、多くの人々を死に至らしめた。これが見才谷遺跡で発見された大量の人骨であるとする一連の説である。当時、関東地方の大部分は海の底にあり、田瓶はちょうど海岸線沿いにあった。この学説に従えば、極端に塩分が高いのは隕石が大地に降り注いだ際、その衝突エネルギーが海の成分を結晶化し湖底に閉じ込めた、という説明が成り立つ。

観光

 交通の便が良くないことから観光地としては機能していない。また、前述のとおり水生生物も多くないことから釣人の姿もない。他方、透明度の高い安全な湖であるため、地元学生らがパドルサーフィンに勤しんだり、小中学生の遠泳訓練、トライアスロンの練習に利用されることもある。

上南湖.txt · 最終更新: 2020/02/15 00:09 by admin