第14回『2020』関係者紹介 13人目【永田佑衣】
こんにちは。
こんばんは。
おはようございます。
室田です。
◎このブログは、第14回公演『2020』の出演者の皆様、スタッフの皆様を、事前にお応えいただいた質問事項・個人の所感などをもって、紹介していくものです◎
もともとそれほど口数が多い人間ではないのですが、舞台本番が近づくに連れて会話の量がめっきりと減っていく傾向にあります。
はい、自分の話です。
『団体』の中での身の置き方というのが、僕はどうにも苦手で、それは稽古場や劇団よりも、もう少し社会的な集団の中にいるときに顕著に感じるのですが、
今作『2020』においてもこの、『団体』『集団』の中での、個人の身の置き方や、その集団の中で働く力であったり、そういった部分がかなり重要であると感じています。
以前、従業員が上の人間の悪口ばかりを陰で宣うバイト先で働いていたことがあり、速攻で辞めました。
以前、社長がアントニオ猪木のお面をつけて無言の圧力をかけてくるテレアポで働いていたことがあり、速攻で辞めました。
辞めればいいんですから、簡単ですよね。団体を離れてしまえばいいんですから。
そうできない場合というのは、一体どうなるんでしょうね。
ブログではよう喋るの。行きましょう。
関係者紹介13人目は、第11回公演『ダブルダブルチョコレートパイ』以来、二回目の出演となる、こちらの方。
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【名前(ふりがな)】
永田佑衣(ながたゆうい)
【所属】
なし
【過去の出演作】
しあわせ学級崩壊「卒業制作」
Mrs.fictions「伯爵のおるすばん」
劇団肋骨蜜柑同好会「ダブルダブルチョコレートパイ」
Tokyo Players Collection「IN HER TWENTIES 2020」
【あなたにとって印象的な年は何年ですか?】
2011年
一生忘れません。
【ここ10年で変わったと思う事を教えてください】
お芝居が上手くなりました。(10年前にお芝居始めたので…)
【「劇団肋骨蜜柑同好会」一部を変えて別の名前にしてください】
劇団勃発事案同好会
【何かひとこと】
ありがたいことに、昨年の「ダブルダブルチョコレートパイ」に続いて二回目の出演です。
なにかとどんよりしたご時世ではありますが、光とか救いとかのお話になるといいなと思います。楽園が良いところとは限りませんが…
◎永田佑衣さんについての所感◎
永田さんは、序文で書いたような、集団の中でも、『個』でいることができる、『己』で在ることができる方だと思っていて、人間として尊敬する部分がとても大きいです。
密度濃く頑強な個というよりは、ご自身の考えや言葉をしっかりと持っているのですが、それは恐らく内の内に宝石みたいに凝縮されてあるもので、存在としてはとてもしなやか。
本当に力みなく、飄々とそこにいるような印象が強いです。
最近年末に行われるM‐1グランプリ予選の動画を追いかけているのですが、マイク前の漫才師のような佇まいに感じたりもします。ボケのほう。立ち姿とか視線が堂に入っていて格好いいんだな。
思い返してみれば、稽古序盤のエチュードでは、永田さんが延々にボケ続けるようなターンがありました。 あれは見ていて楽しかった。
今回永田さんが演じるのは、藤本くんと同じく、劇団的にはかなり意味合いの強い役割を持っています。
あるところに属することもあれば、そうでないこともある。
集団の内にも外にもどこにでも存在して、そこに居る人たちを観測することができるような、独特な立ち回りをする役だと思います。
人好きなところもかなりあるのかもしれません。面白いと思った人には、近づいてくし、喋りかける。
永田さんによって、説得力もありつつ、とてもキャッチーというか、存在として目の離せない役になっていると思います。
それでいて空気の如く、なかなかとらえどころのない存在感。
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こういうことも稽古場で喋らんから初めて言うのですが。ここで初めて卸す話が多すぎるのよ。そりゃそうか。
『2020』開幕まで10日。
第14回「2020」