第8回「おうちからあんまり出ないでね、キャピッ」

『おうちからあんまり出ないでね、キャピッ』
#アバラジオ 第8回
2020/8/27 放送
嶋谷 × 森

・嶋谷家の引っ越し事情
・適切に例えよう
・蝉ファイナル森かなみ

暑い夏の日の、二人の生活エピソード。

ラジオ内で語られていた、「アキレスと亀」について調べてみました。
ゼノンという古代ギリシャの哲学者が唱えた説のようで、
ラジオ内で語られているように「アキレスがどれだけ速く走ったとしても、前を行くノロマな亀に追いつく事はできない」というような、時間と空間に関する説らしいのですが、

色々端折って説明すると、この説は、一見すると哲学的な道理が通っているように思えてしまうのですが、
当時主流であったピタゴラス学派と呼ばれる人々の主張を、「誤りである」と批判するために唱えられたものらしいです。

つまり「ピタゴラス学派の主張が正しいとすると、こんなありえないことが起こってしまうことになるが、どうですか?」という問いかけであり、あえて矛盾を孕んだ、論破されるための説であったようです。

詳しくはこちらのページをご覧ください。
https://atarimae.biz/archives/5584

なので今では、アキレスと亀の話だけが取り上げられた時に、ゼノンの語りたかった哲学上の議論ではなく、
人の思い込みなどを諭すための例として用いられる場合が多いようです。

つまり今回の放送内で言うと、
「うさぎと亀」の、一見わかるようでなんだかぴんとこない例を出した森に対して、「アキレスと亀みたいな話だな」と使うことができたり、

「アキレスと亀」の例を示した嶋谷に対して、「それはアキレスと亀だよ」と使うことができるのではないかと思います。

皆さんも是非、「アキレスと亀」を使ってみてください。

BLOG, アバラジオ


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