今日のわざをなし終えて

皆様、こんにちは。フジタです。

劇団肋骨蜜柑同好会第9回『遠き山に陽は墜ちて』は無事全日程を終了することが出来ました。ありがとうございました!

いや、終わるもんですね。

今回本気で台本が押しに押して、関係各位にはご心配ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。ほんとに大変だった。難産オブ難産。愛の技巧で空っぽになった胃袋に、無理矢理悪食でも何でも食い物を詰め込んで、消化もそこそこに破棄戻す(誤字にあらず)を繰り返し繰り返し、最後の方は朦朧としながら書きました。正直書き切れなかったところはたくさんあるけど(例えば、当初のイメージの源泉となったパエトーンとイカロスとヘリオガバルスと飛行機墜落のイメージの連関とか、ほとんど無視された。あとプロレス。エル・ソラールがタイガーマスクと戦ったときにトペスイシーダを使っていてくれたらよかったのに。いや、使っていたのかも知れないけど、記録映像もみつからなかったしどうしようもなかった)でも、「物語と和解する」という僕の目標はある程度達成されたのではないかと思っています。さて、これからどうしよう、というところ。

このあと自己満足の小ネタ記事もあげようと思ってますけど、こういうのクソダサなのわかってるので、読みたい人だけ読んでね、ということであとでこっそりここにリンク張っとくね。こういうところがダサい。

ここでは、ゲネプロ写真を見ながら公演の振り返りをしたいと思います。撮影は劇団員のとむさんです。


客入れの様子

この状態で30分。辛い辛いと評判でした。ごめんなさい。夕焼けは重要なキーワードの一つです。

今回ほとんど初めて、場所と時間がバンバン動く芝居を書きました。場所はおおむね、団地の一室、喫茶店、花屋、そしてそれらを結ぶ路上。

個性豊かな登場人物達。

出演者の皆様がとにかく個性大爆発博覧会だったので、それを殺さないようにがんばりました。ちゃんとかわいく見えていると良いなあ。皆さん表情がすてき。

観た人はわかる四コマ漫画。この間になにがあったのか……
僕のフェティシズムが詰まっているシーンです。赤いワンピースがこの世で一番好きな服です。

とにかく好きなシーンがたくさんありました。まだ台本が全然ないときに、何か欲しいものありますか?との劇団員からの質問に「赤いオーロラからね、薔薇の雨がね、降ってくるんですよ」と訳のわからぬことを言った甲斐がありました。再現したかったのはもちろんこちら。

低緯度オーロラです。日本(のしかも関東近郊)で低緯度オーロラが観測されるためには、地磁気減衰によってオーロラベルトを南下させ、と同時に太陽表面上で巨大な爆発を起こす必要があって、たぶん、このあと通信網とかは大混乱になったと思うんですけど、そのためにあの前編部分の地磁気トークがありました。

一緒に行く?

空っぽになった舞台美術

他にもご紹介したい写真たくさんあるんですけど、きりがないのでこの辺で。最後に出演者紹介をば。


手前から順に
倒れる姉   エミコ:嶋谷佳恵(劇団ORIGINALCOLOR)
逃げる隣人  ツハラ:きだたまき(ちち不在。)
墜ちてくる物 “ロジー”:田中渚(日本のラジオ)
赤い女    “マリー”:Maggie(劇的集団まわりみち’39)


翔ぶ弟    タケシ:澤原剛生
(※劇中の絵画はすべて、劇的集団まわりみち’39のMaggieさんに描いていただきました!ありがとうございます!)


(右)
歩く記者   スガイ:窪寺奈々瀬
(左)
走る記者   モロタ:高山五月


(右)
笑う刑事   サラギ:久保広宣
(左)
飼慣らす花屋 ツネキ:ちゃづけ


皆様ご来場まことにありがとうございました!

これからも劇団肋骨蜜柑同好会を、そして関係者のみんなを、よろしくお願い申し上げます。

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