限界灘@笹瀬川咲
最近存在の希薄化が進んでいる笹瀬川です。
「『2016年の抱負』を振り返って」とのことですが、該当の記事を読み返してみると、
回りくどい文章の最後に「泣かない」という抱負が書いてありました。
微塵も達成できませんでしたね。
何回自分の人生を恨んで涙を流したか、何回上司に怒られて涙を流したか、覚えていません。常に枕が湿ってます。
あと、年をとってきたからか、涙腺が弱ってきてます。映画とかドラマで普通に泣いてしまうようになりました。多分これはいいこと。
さてさて、プロデューサーから「人生の荒波に立ち向かうアイドル」との称号を頂戴しましたが、まさに今荒波最高潮です。1番センター荒波です。今は桑原ですね。2017年はDeNAが優勝します。
ぶっちゃけ今人生のドン底なので、もう何もしたくないし何も語りたくないし貝になりたい気持ちなのですが、それでも生きていかなければなりません。人は皆人生という刑にさらされています。
でも、どうやら生きていく上でお金が無いということは何よりも重い罪なようです。
どこで人生を間違えたのだろうと考えてみると、まず一番最初に浮かぶのは天国みたいな市役所職員を蹴って地獄を選んだ2013年の1月ですが、それ以上にやはり、演劇に出会ってしまった2009年4月なのかなぁとも思います。
いや、でも、演劇に罪を着せるのはよくないですね。
経済的に演劇に救われたことはただの1度もありませんが、演劇があったから今もギリギリ生きているようなものです。
しかしやはり限界は来るもので、どうやらしばらく―どのくらいの期間になるかはわかりませんが―演劇に携われなくなりそうです。
一身上の都合により、肋骨第9回の出演をキャンセルさせていただきました。
楽しみにして下さっていた皆様にも、一緒に肋骨蜜柑同好会を大きくしていこうと誓った劇団員にも、こんな私を使ってくれようとした主宰にも、本当に申し訳が立たないですし、肋骨追放されても仕方ないよねとも思います。
「肋骨蜜柑同好会」の「役者」であることをアイデンティティにして生きてきたこの数年間を全否定するしかない以上、ここから先どうなるのか自分でも全然わかりませんが、生きていくしかないのでしょうね。
ちゃんとまた肋骨蜜柑同好会の役者として戻ってきたいという願いは何よりも強いです。神も仏も信じられなくなったここ最近ですが、神も仏も引っ張り出してきて願い倒したいくらいには切実な願いです。
そんな一縷の希望を繋ぎとめるために、せめて「笹瀬川咲」の名は消滅させずに残しておきます。世界に対するせめてもの反抗です。
そんな感じ。