第19回『怪力乱神ヲ語ラズ』関係者紹介 十三人目 【藤本悠希】

みなさま、ごきげんよう。
劇団肋骨蜜柑同好会の水口です。

劇団肋骨蜜柑同好会の公演前恒例「関係者紹介」でございます!

「怪力乱神ヲ語ラズ」は、セイラムの魔女裁判をもとに、劇団肋骨蜜柑同好会にて数多く登場した地方都市・田瓶市にあるミッション系の女子高で「悪い魔術を使った者がいる」という噂に端を発したパニックと怪奇に纏わる話でございます。

先述の「セイラムの魔女裁判」は、17世紀のアメリカで実際に起きた事件で、セイラム村では200人近くが魔女として告発、20名近くが処刑や拷問中、獄中で死亡しました。
そのショッキングさから、後に小説や戯曲、映画、ゲームなど様々なジャンルの作品で題材となっています。

特に有名なもののひとつが、1950年代にアメリカの劇作家アーサー・ミラーによる戯曲『るつぼ』です。
当時、アメリカ国内で起きていた「赤狩り」に影響を受けて執筆された作品で、現在でも繰り返し上演される戯曲です。

わたしも以前2016年に堤真一、松雪泰子を中心に上演されたバージョンを観劇しておりました。「なんだか凄かった」ということだけは覚えているものの、よくわかっていない部分が多く、いつかまた観たいと思っている作品でした。

そしたら、なんと『るつぼ』が2026年3月に日本で上演されるようです!!今日、最寄駅前にあるファミマの入り口にチケット情報としてポスターが貼られているのを見て知りました!意外と直近!観られたらいいなぁ。

さて、前置きが少し長くなりましたが、今日紹介するのは、2016年版の『るつぼ』を水口と一緒に観劇もしたほど、かなり付き合いの長いこの方!

藤本悠希さんです!

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「怪力乱神ヲ語ラズ」関係者紹介


【名前(ふりがな)】
藤本悠希(ふじもとゆうき)

【所属】
劇団肋骨蜜柑同好会

【過去の出演作品or関わった作品(3〜5作品ほど)】
劇団肋骨蜜柑同好会第18回「煙に巻かれて百舌鳥の早贄」
salty rock 27th stage「熱海殺人事件 ザ・ロンゲスト・スプリング / モンテカルロ・イリュージョン」(「ザ・ロンゲスト・スプリング」に出演)
システム個人の第1回〜第4回本公演

【「怪力乱神割」の怪しい人、力ある人、乱れた人、神なら自分は何だと思いますか?】
乱れた人
整いたいです

【あなたにとっての呪いとはなんですか?】
人に害を為す執着。要らない結び目。見つけたら出来る限り都度ほどいていきたい

【何かメッセージ】
「呪い」に対抗すんには「祈り」しかねぇだろと思ってます。これらって紙一重だけど。愛と思いやりを持って生きていけますように。

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「乱れた人」であるという回答に対して「整いたい」と続くと思わず、絶妙に面白くなっています。ぜひ、各地のサウナに行ってみて欲しい所存です。個人的なおすすめは中目黒の「光明泉」と渋谷の「改良湯」です。整うぞ。

そして、「呪いとは何か」の質問に対しての回答が、なんだか平井堅の歌詞のようで素敵ですね。

メッセージ中に出てくるやや口調の悪さとその中にあるアツさが、とても藤本くんらしくて良いですね。

🪞🪞(ここから作中の内容に触れます) 🪞🪞
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 

 
 
 

 
🪞🪞今回の藤本さんの役についての私見🪞🪞

今回の藤本くんの演じる役は、高校の先生です。
劇団肋骨蜜柑同好会の前作『煙に巻かれて百舌鳥の早贄』では、愛が深くやや不器用な焼き鳥屋の店主、竜児を演じていましたが、今回はかなり違うタイプの人間を演じています。

理性が占める割合が多いものの、やや口調が荒かったり、人によっては「絶対にありえない……」と思ってしまうような行動をしたりと、3月からの変化がかなり面白いのではないかと思います。

でも、ふとした瞬間に垣間見える暗さや寂しさがなんだか上手いんですよね……。

藤本くんが演じる役、どんな人物になっているかぜひ注目していただけたら幸いです。

劇団肋骨蜜柑同好会「怪力乱神ヲ語ラズ」は2025年12月24日〜28日まで新宿シアタートップスで上演します。
ぜひご覧ください!

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