田瓶開発センター
FORRICH 田瓶開発センター
田瓶市本町と山野辺の境にあるFORRICH社の開発拠点
FORRICH社
東京プライム市場に上場している計測器、ロボット部品、センサー機器、情報機器などを取り扱う企業。創業は1987年。本社は大阪府にあり、北関東開発拠点として田瓶市に広大な開発拠点を構えている。
田瓶開発拠点
1999年にローンチしたFORRICH田瓶支社が前身となる。開所当時はビル一棟からな成る一つの事務拠点に過ぎず、同社でも閑職が飛ばされる先として認識していた。2000年代のITブームを受けて同拠点にシステム開発部門を統合したところ、ゆっくりと過ごせる仕事環境が評価され希望者が徐々に増加。同社も近隣の土地を購入し、独身者、家族向けの社員寮を建設した。その後2010年までに5棟の自社ビルと3棟の社員寮を整備してきた。
同拠点が特に注目されるようになったのはAI/機械学習分野での研究部門を構えたタイミングで、国内外から優秀な技術者を採用するためにホテル並みの居住施設や商店、娯楽施設を拠点内に構築。現在では1000人規模が出入りする巨大施設となっている。
地域住民への開放
開発拠点は基本的に社員専用の施設であるが、地域住民への還元を目的に一部施設が住民向けに解放されている。
- もみのきカフェ:もともと社員向け食堂だった施設を一般向けに開放したもの。比較的安価なランチが楽しめる。
- テニスコート:土日および平日17時以降は社員専用の施設となっているが、それ以外の時間帯では誰でも利用できる(有償・要予約)
- FORRICHロフト:同社の歴史や最新製品を見ることができる展示スペース
- チャレンジFORRICH:毎年夏休みに小中学生向けのIT学習講座を開催。webアプリや制御プログラムを学べる複数のコースが無償で開設される
批判の声
施設拡大に伴い、住民に無断で地域の道祖神や社を破壊したことが問題視された。同社は拠点内に社再建して住民説明を行ったが、特に事前説明がなかったことで今でも一部の住民は同拠点をよく思っていないという。
田瓶開発センター.txt · 最終更新: 2022/04/26 18:39 by admin