第19回『怪力乱神ヲ語ラズ』関係者紹介 二十三人目【奥田悟史】
みなさんこんにちは。劇団肋骨蜜柑同好会劇団員の藤本です。
劇団肋骨蜜柑同好会第19回「怪力乱神ヲ語ラズ」本日は2回通しでした!!!
昼と夜、本番を想定しての2回の通し。フィードバックを経てシーン稽古などは挟まず休憩を挟んだ後そのまま通し稽古!もちろん疲労や反省はありつつも、実り有る物になりました!
思い返せば、スタジオに入ってからの稽古はシフト制になり、キャストによっては遅入りになったり早上がりになったりと、少し時間にゆとりを持つ事が出来ました。そのゆとりを「体力の温存」や「やらなきゃいけないタスクの消化」など、何に充てるかは人それぞれですが、とにかく大変助かりました。ゆとりって大事で……
今回ご紹介するのは、そんなゆとりある稽古スケジュールを組み上げたり、稽古場で第二の脳として演出や稽古場を助けて下さっている、演出助手のこの方! 奥田悟史 さんです!どうぞ!
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【名前(ふりがな)】
奥田悟史(おくださとし)
【所属】
劇団ミックスドッグス
【過去の出演作品or関わった作品(3〜5作品ほど)】
ロロ『まれな人』演出助手
AOI Pro.『混頓vol.7』演出助手
たすいち『テセウスの宇宙船/果てなしランデブー』照明
Mura.画3『煙が目にしみる』演出
劇団ミックスドッグス『キャッツ・ザ・ライフ』作・演出
【「怪力乱神割」の怪しい人、力ある人、乱れた人、神なら自分は何だと思いますか?】
神、と言っていきたいところです笑
【あなたにとっての呪いとはなんですか?】
突き抜けた自信が欲しいときに躊躇ってしまうのは、きっと「普通に」生きていけるようにと願った親の躾の賜物なのだと思います。それは愛であり、愛であったものですが、呪いとなり苦しめられています。ようやく最近、良くも悪くも、自分が普通にはなり得ない人間だと思えるようになれました。
【何かメッセージ】
フジタさんとは今は無き新宿シアター・ミラクルで共に働いた仲です。決して機会は多くありませんでしたが、酒を酌み交わし、色んな話をしました。フジタさんの作品を観ると、随所に煌めくセンスと、暗く怪しい魅力に圧倒されます。今回、その創作の現場に立ち合うことができ、とても光栄です。
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「神、と言っていきたいところです笑」の回答、「笑」がついていますが、どことなく覚悟を感じます。普段はご自身の劇団で主宰・作・演出としても活動をされている奥田さん。「物を語る」脚本家としての側面、劇を舞台に立ち上げていく演出家としての側面、これらはある種「神」と似ているニュアンスが有りますね。
「呪い」と「愛情」の話、これまでにも色々な方の話の中で出て来ましたが、奥田さんのお話もまた凄く切実なお話ですね……人それぞれ色んな切実さが有りますね……
そして、肋骨主宰・そして今回の脚本・演出のフジタとも長いお付き合いとの事です。シアター・ミラクルで一緒に働いらして、奥田さんにもミラクルにもとてもお世話になりました。藤本がはじめてフジタタイセイと一緒に演劇をしたのもシアター・ミラクルでした。シアター・ミラクルでの演劇祭で、奥田さんとは別班でしたが打ち上げでは一緒にお酒を飲んだのをよく覚えています。それ以来、時々現場でご一緒するのですが、いつも知的に、朗らかにいらっしゃいます。
フジタと付き合いが長いというのも有り、フジタが悩んだ時の手助けを様々的確にして下さいます。本当にありがとうございます。
こぼれ話ですが、昨日ぽろっと奥田さんが「お客様は作品をシーンで区切って観る事は無く、通しで観るんだからある意味では通し稽古が正常」という旨の事をおっしゃっていて、凄く面白い視点だなと思いました。確かに、シーン毎に調整は必要なものの、全体を通してみなければ分からない事は多い。稽古終盤にこの言葉を聞いて膝を打つ藤本でした。
そんなこんなで明日の最終通し、頑張ります!!
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