第19回『怪力乱神ヲ語ラズ』関係者紹介 二十五人目【立夏】

みなさんこんにちは。劇団肋骨蜜柑同好会劇団員の藤本です。
劇団肋骨蜜柑同好会第19回「怪力乱神ヲ語ラズ」いよいよ稽古全日程を終了しました!!!
最後の最後まで発見のある、良い稽古になったと思います。毎度の事ですが、こうやって稽古を進める中でずっと何かを深掘っていけるというのは、共演者や演出もそうですが、脚本そのものに強度が無いと出来ない事です。迷った時、悩んだ時は脚本を読み返してみると答えが見つかる、というのはよく聞く話ですが、それはやっぱり脚本がしっかり作品の骨として在る事が前提なんだと思います。そこは流石に弊劇団主宰フジタ、良い本を書くなと思うわけなのですが、フジタだけでなく、この作品に携わって頂いた全ての方のお陰でこの脚本が出来上がったと思いますので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
そして今回ご紹介するのは、ドラマターグとして脚本作成に大きく協力して下さったこの方、 立夏さんです!どうぞ!!

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【名前(ふりがな)】
立夏(りっか)

【所属】
獣の仕業/D.C.Inhighs

【過去の出演作品or関わった作品(3〜5作品ほど)】
肋骨作品は今回が初関与です。
salty rock「売春捜査官」にて、俳優フジタさんを演出させていただいたことがあります。
主宰である劇団「獣の仕業」の直近上演といたしましては
2022年に「マクベス」、2024年に「サロメ」を上演しております。

【「怪力乱神割」の怪しい人、力ある人、乱れた人、神なら自分は何だと思いますか?】
皮肉で「宗教っぽい」とたまに言われますので、お言葉に甘えて神でお願いします。

【あなたにとっての呪いとはなんですか?】
あらゆるものへの名付け。

【何かメッセージ】
この度はお声がけくださり、誠にありがとうございます。幸甚の極みにございます。
はじめての肋骨関与そしてはじめてのドラマターグです。
過去、魔術や魔女に関する調べ物を懇々としていたことがあり、それがフジタさんのお目に留まったことが今回の参加につながっているのかなと思います。

皆様は魔術の存在って信じておられますか。私は魔術はあると思っています。

なぜならば、魔術に対する罰則がこの世に存在するからです。
語られるものは語られた瞬間より、過去から存在していたことに今、なる。

語られるモノは、あらわれる。

「怪力乱神ヲ語ラズ」によりあらわれるものが何なのか。
ぜひ劇場でお確かめいただければと存じます。

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皮肉に対して「お言葉に甘えて」とどっしり受けていらっしゃるのとてもかっこいいですね!?
呪いが「あらゆるものへの名付け」というのもなんだか良い意味で神っぽいような気がします……!メッセージでおっしゃっている「語られるものは語られた瞬間より、過去から存在していたことに今、なる」というのとも凄くリンクしていますね。
(ここから作中の内容に触れます)
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 

 
 
 

 
魔術についてのお話、今回の作品と通ずる物があるような気がします。語られるモノはあらわれる。在る物は語られる。鶏が先か卵が先か、それは分かりませんが、我々は言葉を扱う生き物である以上、そこに無自覚では居られないなと思う今日この頃です。
そういう意味で言えば、しかし「怪力乱神ヲ語ラズ」によりあらわれる物とは何なのか。我々が意識する事では有りつつも、そこはあまり語り得ないのかもしれません。お客様が劇場で何を受け取って下さるのか。語るよりも、祈るしかないと思っています。コミュニケーションはいつも、祈りの形に。肋骨HPに記載のある藤本の好きな言葉を強引に結び付けたところで、今回は失礼します。

 

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