人間になりたい病@室田

最近、『平成ガメラオールナイト』という企画を観に行きましてね、ええ、

文字通り平成に入ってから上映された
『ガメラ 大怪獣空中決戦』
『ガメラ2 レギオン襲来』
『ガメラ3 邪神覚醒』

これを朝方6時くらいまでぶっ続けで見ようという、文字通りの企画でして、

僕は第一作の空中決戦しか見たことがなく、
実を言うと完全にゴジラ派だったので、ガメラにはあまり触れずに生きてきまして、
これは行くしかないだろうということで、プロレスの試合終わって駆け込みましたですよ。

ネタバレを避けて感想を書くのが非常に難しいのですが、

「ガメラって、怪獣映画でありヒーロー映画やんけ!!!!」

というのを全編通して強く思ったんですよ。

第二作の『レギオン襲来』、正当派な少年漫画のような展開が待ってましてですね。
まあ熱い熱い。

まず敵のレギオンがすばらしいんだもう。

「でかい」「強い」「姑息」

「でかい」「強い」「姑息」の三点セットバーゲンセール。

ガメラと比較して明らかにサイズがでかい。
またデザインがいいでしょ。虫とえびと蝦蛄が混ぜ合わさったみたいな、容赦なくガメラと差別化した感じ。
しかもでけえの。
これとくらべたらガメラなんて人間にみえてきますよもう。

そんで強い。
強いでやんのこいつ。
ガメラ一度負けるの。
明らかに固体の実力としてガメラより上なの。

そんな強くてでかいやつが、北海道から東京目指して徐々に進行してくんの。
その過程で仙台が消滅すんの。

しかも、こんだけでかくて強いのに、自分の幼生みたいなちっちぃいやつらを云千匹と従えてんの。
姑息だね。姑息。卑劣極まりない。
なんならこのちっちゃいのの大群にもガメラは一度負けてますからね。
そんなことあるかいな。

もう素直にいうとレギオンが怪獣として大好きなんですけれど。

という、このレギオンという強大な敵を倒すために、
こう、力を合わせはじめるわけですよ。
人間とガメラが。
まあ熱い。
まあ燃える。
ガメラ最高と、なるわけですよ。
正義のヒーローガメラに、共感し魅了されるわけですよ。

それがあっての第三作、
『邪神覚醒』につながるわけです。

オールナイト上映で、ぶっ続けで見れて本当によかったと思っていて、
なぜかというと第二作で人類のヒーローガメラ像に燃え上がった人ほど、
心苦しくなる、首を絞められる展開が待ってるんですね。

ガメラに家族を殺された女の子がヒロインなんですが、
といいますか、その子の両親がガメラの戦いに巻き込まれて殺されるところから始まるんですが、
最初のほうはもうそんなのばっかです。
ガメラに殺される一般市民たち。

そんで、ヒロインがとある怪獣の幼体とであって、ガメラを殺してもらうために育てていくんですが、、、。

なんといいますか、この三部作で、表も裏も、全部見せてくれたなと思いまして。
怪獣って、どうしたって憧れの対象のようなところがあって
そういう風に描かれていなくても、どうしたって動いているだけで格好いいと思うし、
ある種ヒーローのように見えたり扱われたりすることがあるんですよ。

そういう意味で、平成ガメラはものすごくヒーロー映画であったし、
つまりとても怪獣映画だったなと。

雑なまとめですがそう思いましたです、はい。
兎に角、非常に楽しい夜でした。
怪獣に踏み潰されたい。

今回のお題は、己が決めた

「こういう風になりたいと思う人物」
ですね。

時分で考えたお題に自分で書くのって恥ずかしいですね。はい。

エレファントカシマシというバンドのボーカルの、
宮本浩次さんですね。

これは、もう色んな人に散々言っているので、
劇団のプロフィールにも書いてあるので、
何の面白味もありませんが。

どういうところにそう思うのかを説明するともう果てしなく長くなるので、
短めに言いますと、

見ていても、聴いていても、こう、宮本浩次さんという人間が、ごろっと転がっている感じがしまして、
無防備なんですね、なんだかいつも。
それでいて、自分をさらけ出すことをやめたりしないという、主張はするという。

この人を見ていると、人間のあり方を、いつも考えてしまいます僕は。

この人のようになりたいというか、
この人の生き方を見つめたい・意識しておきたい、というような気持ちになります。

やっぱりさあ、なにかこう、根っこのほうから沸き上がってる人が好きなんです。ギラギラしていて。
しかもそれでいて、そういう部分をもの凄く正直に、誠実に人に対して表現できる人だと思うんですね。
決して雑じゃないというか。

誠実に、己をさらけ出して、ほとばしる人間になりたいですね。はい。
歪でも、ぐちゃぐちゃでもいいから。

達観して、無色透明だっつって、人間それぞれだよねなんつって、寛容で誠実なふりなんかして、本当に誠実なら滅茶苦茶凄いものですが、ふりををするのは簡単ですから、
そんな感じで死んでいくのは、そんなもんは嫌だと思ってるんだと思います。

勿論それだけではないんですけれど。
だからもうここで語り切れないんですけれども、はい。

ということでした。どういうことだ。

最後に動画を貼っておきます。

『私の10のルール』という番組で、宮本さんが特集された時のもの

これはもう非常に分かりやすく面白く、宮本氏の人柄、拘りが紹介されております。
気になりましたらどうぞ。

曲は切りがないので、今の気分で数曲だけ。

『部屋』

『石橋たたいて八十年』

『なぜだか、俺は祷ってゐた』

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