田瓶市本間町にある地方競馬の競馬場である。主催者は北関東競馬組合。愛称は「サクラパーク」であり、隣接する運動公園の名称にもなっている。
1989年開業。内回りの全長1587m、全幅26mのダートコース。高低差も1.8mと少なく、波乱が起きにくい競走馬の実力が試されるコースとなっている。かつては地方競馬場には珍しくダートコース内側に芝レーンを設けていたが2000年代に入って撤廃された。現在芝コースを有する地方競馬場は盛岡競馬場のみとなっている。
前身の田瓶畜養所は農耕用の水牛や軍馬を飼育する施設だった。戦後、娯楽として水牛レースが行われるようになり、トラックが整備されたことから旧田瓶競馬場が開設された。しかしコース幅が狭く8頭を超える多頭走が編成できなかったため、1980年前半に移転が計画された。新競馬場建設までの数年間、田瓶から競馬が消えることになったほか、世代交代した競走馬を一から育て直すために多大な労力を要することとなった1)。
主な競争は以下の通り。競馬以外にも恒例の騎馬戦グランプリ、ドッグラン杯などが企画される。老朽化したゲートの破損が懸念されるため、通常は14頭での出走。最も歴史の古い佐藤杯のみ最大数の18頭出走となる。
JR王港線田瓶駅で私鉄津田線に乗り換え。津田線東本間駅からバスで18分、金升駅からバスで15分。