振り返れば@桜

こんばんはこんばんは、桜です。

2019年始まったと思ったらあっという間にもう2か月ですね。
まだ2週間くらいしか経ってないんじゃねーのという感覚です。

かと思えばこの前のつぎとまからまだ2週間しか経ってないんですよね。
こっちはもう2か月前くらいの遠い記憶に移されてしまったようです。

やっぱり時間というのは絶対的ではなく相対的に流れていくものなので、何もない時間を弄んでいてもいつまでも時間は経たないし、密度が濃い時間を過ごせばあっという間に感じるしそれだからやっぱり今日はまだ月曜なんじゃないかという気がしt

時空がひずむのではなく相対的なズレが発生しているということがよくわかりますね。

さて、なんか前の公演の振り返りをするのが流行っているようなので私もちょっと振り返ってみます。

⊂二二二二二二二二二二( ^ω^)二二二⊃ ふぃーん!(記憶を振り返る効果音)

昨年12月に行いました第10回公演「犬(もしくは)神」について
まず個人的に印象深いのはこの仮チラシですね。

この仮チラシがでたときはまだアメリカにいましたが、第10回という節目でこれはお祭りだからとこんなのが上がってきたときは普通に「おいいぃぃぃぃwwwみんな見てるからwwwwフォヌカポウwwwwwwww」とクソイタい反応大変恥ずかしく思いましたが、同時にお祭りだからなんか仕込まなきゃなーという気持ちも生まれました。

そんな中アメリカから帰ってきて、何の気なしにシーシャ屋に行ったらまさかのタイセイさんとばったり遭遇。
帰ってきて数日で(しかも偶然に)の遭遇だったので「フォヌカポウwwwwwwww」とクソイタい反応大変びっくりしたわけですが、そこで「なんかエジプトっぽい曲を作ってほしい」という依頼を受けたんですね。
たまたまエジプトというかアラビアン調の曲の構想はあったので軽い気持ちで引き受けたのですが、いや相変わらずの難産っぷりでした。
実は一度、曲自体使わないかもという話が出たのですが、「いや、もう頭出てきちゃってるんで~~~」と食い下がって何とか産まれた曲が、
カーテンコールで使われたあの曲です。
カーテンコール直前にまさかの現象が起きたかと思いますが、それにマッチしていたなら幸いです。
ちなみにこの曲はすべて打ち込みです。
確認したい方、劇伴CD、まだ売ってます。

そしてそしてもう一曲作ってほしいとの依頼があったのが、劇中でもモチーフとしてふんだんに使われたロバートジョンソンの「Hellhound on my trail」という曲の日本語カバーです。
これはまあ原曲あるしブルースだからカバーも余裕だろと思ってたんですが、なかなかどうして難しかったです。
まず、拍が謎。
ぜひトライしてみてほしいんですが、下の動画を手拍子しながら見てみてください。
ついでに何拍子かカウントしながら聞いてみてください。

いやわからんて
しかも唯一残ってるこの原曲、録音環境も悪くメロディもコードもちゃんと耳コピしようと思うと肝心な部分が抜けてたりするんでどんどんドツボにはまってよりわけわかんなくなるという負のスパイラルが発生しちゃうんですよね。
悪魔に魂を売り切れなかったので、結局ある程度定型化して枠にはめることでなんとか完成にこぎつけました。
ただ、普通に近代的にまとめあげただけだとつまらない、と思ったので、実はもう一つモチーフになっていたThe Stoogesの「I wanna be your dog」という曲を混ぜ込んでみました。
この「I wanna be your dog」という曲をよくよく聞いてみると、歌詞などには一切クリスマス要素でてこないくせに、「スライベル」というクリスマス曲などでおなじみのシャンシャンなる楽器が曲中ほぼずっと流れてるんですよね。(一方で「Hellhound on my trail」の歌詞には「クリスマス」という単語が出てくる。。。)
そういう要素だったりコード進行だったり追う犬だったり追われる犬だったりを多分にキメラした曲が、冒頭の導入シーンで使われたあの曲です。
冒頭だけでなく芝居全体の雰囲気を作り上げることができていたなら幸いです。
ちなみにこの曲はドラム以外すべて演奏しています。
もちろん歌唱(と作詞)はこの方です。


曲全体を確認したい方、劇伴CD、まだ売ってます。

ちなみにこの公演の効果音の方ですが、前述のお祭りということもあり、また話の内容として過去を振り返るということもありで、実は一部の効果音を昔の肋骨蜜柑の公演で使用した効果音からそっくりそのまま引用して使う、といったこともしていました。(手抜きじゃないよ!)
さらに、話の最初と最後でループする、Hellhound on my trailにつながるレコードの逆再生早回し音なんですが、これをさらに逆再生にして速度をゆっくりにするとなんと……

この仕掛けと公演全体を確認したい方、公演DVD、予約受け付けてます。

とまあ長々書いてしまいましたが、アメリカからカムバックして初の肋骨蜜柑の公演、めちゃくちゃギリギリだったしいろいろなことがアレしてしまってとにかく大変な公演でしたが、すごく、すごく記憶に残る公演になりました。
ご観劇いただいた皆様にも記憶に残る公演であればこれ幸いです。

そしてお次は先月に行いました第10.5回「つぎとまります・匣」について
⊂二二二二二二二二二二( ^ω^)二二二⊃ ふぃーん!(記憶を振り返る効果音)

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あれ?(; ^ω^)
な、なにかあるはずだ。

⊂二二二二二二二二二二(; ^ω^)二二二⊃ ブぃーん!(強制的に記憶を遡る効果音)

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な、なんもねえ……

い、いや、だって、再々々演だし、特に演出変更ないし、音効はほぼほぼ作り直したりリマスターしたけどテイストは特に変更ないし、、、

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バスが来たようですね
いや、つぎとまも何気に初つぎとまだったからすごい楽しかったけどね

さて、今周のお題「こんな風になりたいと思う人物」です。
関係ないけど室田って文章から真面目が滲みでてるのが分かるよね。誠実だね。

誠実な人物になりたい。嘘。

生憎ひねくれた人間なので人生観においてはなんだかんだ自分の生き方サイコーって思ってるんで特に目標とする人物はいないのですが、
技術面で言うと逆に全員になってみたいと思ってます。これは本当。
FFTでいうところのものまね士ですね。
いやそりゃその人がその技術を身に着けたのはその人がたいそう頑張ったからに違いないんですが、もし自分が努力してその人の技術レベルまで追いつけたら……凄くないですか?
きっとその技術を通して、その人が普段見てる世界や考え方も共感できるようになるんじゃないかなあと私は思っています。

なんというか漠然とですが、全知全能感、どこの鍵盤を押せばどの音が鳴るかおのずとわかるように、どのように手足を動かせばどのように体が動くのかがわかるように、技術をもって理を知ることができたのなら、その後の人生向かうところ敵なしになるんじゃないかなあと夢見ています。

最近は言語能力が完全にバグってるので、とりあえずは理路整然としゃべれる人になりたいです。
目指せ池上彰。

嘘、桜 義一

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