〇をかける@桜

イヤーアイヤーお久しぶりアルネー、桜です

今日東京ではなんと54年ぶりに11月降雪したとかなんとかで鬼のように寒いですが、こういう日は部屋にこもって布団にこもって家でのんびり映画でも見るのがいいですね。
まあ私は朝6時から福井出張だったのですが

というわけで「イチオシの映画」ですがですがですが。

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洋画だとコチラ

ワタナベケンも出演していますが、レオナルドディカプリオ主演、クリストファー・ノーラン監督・脚本・製作のSFアクション映画「インセプション」ですね。
人が見る夢ってその人の無意識が如実に反映されるし、逆に夢を操作することでその人の無意識や(無意識に基づく)現実世界の行動もコントロールできるんじゃね?っつって、重要人物の夢の中に侵入し無意識を植え付け(インセプション)機密情報を盗むスーパービックリ設定な産業スパイのお話です。

何がすごいかって、夢だから何でもありを地で行く映像演出とそれを違和感なく見せてくれる脚本がすごい。
序盤の方で、俺夢操れるんだぜつって、
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街をひっくり返してみたり

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道路に突然巨大な合わせ鏡を作り出したり

そのほかにも回転するホテル内で無重量状態になって登場人物がふわふわ浮かんだり、またもちのろんアクションなんで、こういった「CGにしろどうやって撮ってるんだ?」っていう特殊効果(実はCGじゃないのも多々有り)、CGやアクションを見るのが好きな人におすすめです。

ただ実はこれ痛快爽快アクション作品というわけではなく、、、
むしろ僕が好きなのは脚本内にふんだんに盛り込まれた入れ子構造とメタフィクション性にあります。
(デッドプールのような第4の壁的なメタフィクションではないです)

「夢の中に侵入して――」というのがこの作品のアイテムなわけですが、より重要機密を引き出す場合その人の心の超奥底、深層心理までいかないといけない、っていうんで入れ子構造的に夢の中の世界で見る夢の中の世界で見る夢の中の……とどんどん潜っていく必要があるんですね。
現実での出来事と夢の中での出来事は連動しているので、夢から脱出するには現実あるいは夢の中で、夢を見ている人に強い衝撃を与える必要があって、さらに深部になっていくとより強い衝撃(銃で頭をぶち抜くとかビルから飛び降りるとか)じゃないと夢から脱出できないんけど、上の夢の世界のアクシデントで下の夢の世界の方から脱出できなくなったとか夢に共連れした人が死んだ場合はその人は永遠に夢の中でさまよい続けることになるからうかつに死んで戻れないけどワタナベケンが銃で撃たれて死にそうとか死んだはずの人が生きてるけど単純に幻想なのか取り残されたのかわからん…とかもう設定が深すぎて観てるこっちも今夢なのか現実なのか死んでいいのかだめなのかよくわかんなくなってくるんですが、そこまで考えすぎなくても見終わった後電子ドラッグぶちこんだ脳みたいな状態になれるのが最高です。
そして、なんといってもオチが秀逸なんですが、たぶんこのあらすじだけで「あー結局今夢か現実かわからないパターンで終わるんでしょ?」って思われるかもしれませんが、ぶっちゃけそんなことどうでもよくなるくらい現実/非現実の入れ子構造(と映画の時間軸)をぶちかまして怒涛のラストを迎えるので、最後まで安心してゆっくりお楽しみいただけると思います。
どこぞの入れ子構造大好き劇団員なら是非鑑賞しておいても損はないと思います。

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邦画だとコチラ

湊かなえ原作、中島哲也監督、松たか子主演の「告白」ですね。

シングルマザーの中学校教師が問題児が集まるクラスルームを担任することになったけど、うーん今どきの若者って☆彡問題児だらけだからいっぱい問題も起きるけどみんなで笑いあり涙ありで解決!☆彡えーいみんな精一杯の先生気持ち、受け取って!!これで改心してね♡♡♡っていうハートフルドタバタ人情劇です。大嘘です。

これは別に入れ子構造ってわけではないんですがオムニバス形式をとっており、各章ごとに主観が入れ代わるもののなぜその事件が起きてしまったのか、起きた後どのような軌跡をたどってしまうのかということが密接にリンクされていて、あっという間の100分を過ごすことができる、あとオチがすんごいので脳汁ブシャー↑↑↑な作品です。
なんか自分、脚本がよくできてて平行あるいは入れ子構造になっている作品であれば何でも好きになる傾向があるような……。

ちなみにイチオシまではいきませんでしたが、上記2作品が好きになりそうな人なら、こんな映画もおすすめです。




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